筋トレは罰ゲームではない!トレーニング時間は自分を高める楽しい時間!そしてチームのコミュニケーション力も高める
〜アスリートトレーニング備忘録〜
以前、高校野球のトレーニング指導をやらせて頂いた時期があります。
私がお世話になる前々年、先生方の熱心なご指導により、創部からの最高成績を達成。
監督の「選手のモチベーション上がっている!今ならトレーニングにも食いつくはず!」
との思いでトレーニングコーチとして私の先生が依頼を受けます。
その翌年、私がバトンタッチを受けました。
当時、1〜3年生合わせると約50人。
この人数、実は高校野球部の部員数としては決して多くありません。
今まで自分が所属していた運動部は20人程度だったので、最初は部員の多さにびっくり。
ちなみに高校の野球部、サッカー部では部員100〜120人の高校もあります。
★★新しいシステム(トレーニング)をチームに浸透させる鍵は共通認識★★
パーソナルトレーニングジム1店舗を5人で運営するとします。
それが10店舗になればスタッフは50人。
50人というのがどれだけの大所帯か?というのを改めて感じます。
多くの人が関わる組織では「共通認識」がとても重要。
皆がトレーニングへ前向きに取り組まなければ意味がない!
私はトレーニングコーチとして「50人全員ののトレーニング意識の向上」を目指しました。
そして楽しく、前向きな時間となるように。
過去、チームのトレーニングコーチとしては高校野球、大学バスケットボール、小学生水泳チームへの指導経験があります。
トレーニングが浸透していくチームは監督、部長先生達が「トレーニングの必要性」を繰り返して伝えてくれてます。
常にトレーニングへの意識が高いのです!
そしてトレーニング時間を必ず確保してくれます。
(これは本当にありがたい事)
やはり選手、指導者、皆でトレーニングの必要性を理解する事が重要。
チームでトレーニング(新しいシステム)を導入しても中々浸透しなかったケースを聞きます。
そんな話を聞くとやはりトレーニング(システン)定着の鍵はチームでの意識統一、共通認識ではないかと感じます。
★★トレーニング中はコミュニケーション豊かになり楽しい時間となる★★
ありがたい事に卒業生に聞くと「トレーニング時間は楽しかった」と言ってくれる事が多いです。
筋トレ中は音楽をかけ、2人組で記録をつけながらメニューをこなしていきます。
トレーニングは毎週の身体の変化、筋力の向上が数値で見え、成果が分かりやすいのが特徴ですね。
高校生男子などはかなり積極的に取り組んでくれます。
そして、トレーニング時間は体力自慢が輝ける場所!
技術練習で散々怒られていた選手もトレーニング時間になると息を吹き返したように蘇ります(笑)
自分の得意を発揮出来る場所、そしてチーム全体で自然と声を掛け合えるこの時間はコミュニケーション作りにも最適です。
ちなみに「意表をつくメニュー作り」を意識していました。
トレーナーから提示されて「えー!まじっすか?」と言われるようなメニュー作り。
それでも前向きに取り組む姿勢は見ていて楽しかったです(笑)
そして実は「皆で取り組むようなメニュー」はコミュニケーションを促す目的も含まれていました。
こんな全ての要素があって「トレーニングは楽しいもの」と捉えてくれていればトレーナー冥利につきます。
ちなみに私達世代は「筋トレ=罰ゲーム」というのが一般的なイメージ。
遅刻して腕立て、負けて連帯責任でのダッシュ…
そういうメニュー、私は大嫌いでした。
そんな経験がメニュー作りに反映されているのかもしれません。
次回?その意表をついたメニューのご紹介。
〜追伸〜
この1.2年、卒業生と話をする機会がありました。
せっかくの経験を何かに書き留めておこうと思い、記録を始めています。
結果、今後のスポーツ界、フィットネス界にとってお役になれる事があれば幸いです。
●写真・ステップアカデミーさんでの
トレーニング指導風景